徳島から北九州までフェリーが出航しているので利用してみました。乗船券は事前にWeb予約、クレカ決済。乗船前にyoutubeに東九フェリー乗船動画が色々とありましたので予習しておきました。
ただ、徳島から徒歩乗船で北九州へ行く人のブログや動画は見当たらずでした。
徳島の乗船場は、南海フェリーよりもっと海寄り。移転して間もないので建物全体が綺麗で清潔。
乗船受付は1階。乗船1時間前に窓口オープン。1階受付の待合いは狭く、椅子も少な目。
1階受付付近に椅子が並んでいる目立たないところにWebチェックイン機を見つけて早速、発券。
予約番号入力かQRコードを読み込ませたら乗船券と後から領収書が出てきました。
乗船券はすぐ出てきたのに領収書は少し時間が掛かりました。
徒歩乗船:乗船券
車両:乗船券、行先ステッカー
領収書、往路証明券は要、不要の選択制。
チェックイン機には、タッチパネルは連打しないようにの注意書き。
乗船券と領収書はこんな感じ。個室利用の乗船料金です。
乗船券は乗船時と下船時に回収するので紛失しないように。
4階乗船口。新旧のフェリーが展示。窓から眉山が見えます。今回乗船するフェリーと比べて、いつも乗船している南海フェリーが小さく見えました。
4階乗船口にトイレはありません。4階で待っていると携帯が鳴り、1階窓口から呼び出し。
「窓口で受付しなきゃいけなかったのかなぁ」と思ったら、徒歩か車両か未確認とのこと。乗船券にも徒歩の「歩」って印字してあるんだけど(謎。
1階と4階を行ったり来たりしている間に乗船開始。乗船は出航の20分前からでした。フェリーが来たからってすぐ乗船させて貰えないみたい。
囲われている乗船ブリッジの先端からフェリーまでは囲いも無い欄干だけ橋なので、下が見えて高さ(4階です)があり滅茶苦茶怖かったです。
スタッフさんのお出迎えの後、船内入口で鍵を貰い部屋へ移動。youtube動画で予習した通りです。
奮発して個室(ルームチャージ10,000円)を利用しました。上下段ベットですが3人まで利用できます。
ミニ冷蔵庫(簡易冷凍あり)。リセッシュが置いてありました。部屋の中は臭いも無く、絨毯も綺麗に掃除されていて快適に過ごせました。冷暖房は利用者が自由に設定可能。
人数分の布団。カバー、シーツも置いてあります。セルフサービスで用意します。流石、シンプルフェリーです。布団を準備した後、ベッドで横になってみたのですが居心地がイマイチなので、床に布団を敷きました。カバーが若干、湿気を感じるのでハンガーに吊るして乾燥させてから使いました。
テレビ完備。地デジ、BS映りますが地デジは地域変更の操作が必要になり少々、面倒。最初、こまめに設定変更していましたが、そのうち面倒臭くなって「もー無理~」止めました。
個室のコンセントはこんな感じ。ベッドの壁側にもひとつあります。
データ通信は概ね良好。それでも使い物にならないエリアは時折ありました。
ドア内側に避難経路図。確認して船内見物です。
下船してから移動手段が無いので、乗り合いタクシー券を購入しました。
売店で購入。新門司港の建物出入り口にタクシーが待っているのでチケットを渡すようにとのこと。下船の際、タクシー利用が3人。新門司港から門司駅まで20分ぐらいでした。
今回、乗船したのはフェリー どうご。内装は他のフェリーも同じです。
出航。展望デッキに行ってみました。この日は台風通過後の豪雨がやっとおさまった徳島から。海は茶色に濁っていました。
いつもの南海フェリーとは違う高い位置からの徳島港の眺めです。船着場が最も海寄りなのが分かります。
周りの船舶が小っちゃく見えます。大型フェリーに初めて乗船するのでワクワクします。
小雨降る展望デッキ。暑くもなく、寒くもなくで風が強い。船が揺れたらこれぐらいフェンスが高くないと危なっかしい。
シンプルなのは食事もです。飲食すべて自動販売機で購入。菓子、スナック類が少なく残念。酒の肴は豊富。肉巻き&巻き寿司を購入。電子レンジで温めて食べました。意外と美味しかった。
船内探訪と食事を済ませた後、天気も良くなったしお風呂に入りました。
貸切でもないのに貸切みたいな感じで利用できました。利用客が少ないのかいないのか、清潔で掃除も行き届いていて快適。浴室から勢いよく湯の溢れる音がするので先客がいるのかなと思ったら、船が揺れて湯船のお湯が洗い場にどどど~っと溢れていました。
お風呂場にはシャワー室。洗い場は両隣に仕切りがあるのが良いですね。揺れにも対応できそうですし。洗い場にシャンプーとボディーソープ完備。自販機でシャンプー、コンディショナーセット、基礎化粧品(パウチタイプ)販売。
高知沖に近くなると船が揺れだして、面白いように浴槽の湯も大揺れ。造波プールみたいです。湯船にゆっくり外を眺めてというよりプールで遊んでるみたい。
こういう時に長湯をすると船酔い間違いないだろうと早々に切り上げ。
天然水炭酸と森永ジャンボ
風呂上りの飲み物とアイス。自販機のアイスは選ぶのに悩むぐらい色々。
個室の他は半個室二段ベッド・相部屋の二等洋室で寝るだけのスペース。実際見るのと写真で見るのとは違い、思っていたより狭い感じ。仕切りも何も無い雑魚寝座敷じゃないから良いかも。
今回利用した個室は壁が薄いのが残念なところ。両隣の話し声がよく聞こえましたが、そのうち揺れ出し気が付いたら静かに過ごせたから良しとしましょう。
新門司港
翌朝、4:00am過ぎた頃に下船の準備を始める人が目立ち始め、5:00am前にスタッフさんが部屋の鍵を回収と共にエントランスホールに荷物を持って集合するように言われました。
到着後、下船の準備ができるまでエントランスホールで待機。
余裕をもって準備していたのですが、初めてのことなので焦りました。
下船時に乗船券を回収。相乗りタクシーチケットは建物出入口で待機しているタクシーに乗車。早朝なので渋滞も無くスムーズに門司駅まで到着です。
船の揺れには耐性ができていると思っていたのですが、門司駅からの徒歩移動で真っすぐ歩いているつもりが右へ左へ。数日間、船に乗っているような調子でした。
余計なものが何もなく、最低限のサービスで気軽に船旅ができるフェリーでした。