熊本滞在中の観光で地元バス会社の「軍艦島日帰りツアー」を見かけ、まだ空きがあるからとモタモタしていたら滞在中、満席。
滞在先の親戚に話をすると「行ってみたかった」とのこと。
参加を募ったら、ちょっとした人数になったので軍艦島ツアーを予約しました。
調べて分ったこと
晴れていても波の状況で軍艦島へ上陸できない可能性がある。
自由散策ではなく、団体行動で決められた時間内に見学すること等など。
他所の軍艦島ツアーのフェリーが停泊中。集合時間間近なのか参加者で賑わっていました。
私達が乗船したのは「シーマン商会」の「さるく号」。
「さるく」は、九州の方言。
乗船口にトイレは無いので、先に済ませておいた方が良いです。
乗船は受付順でグループが揃ってやっと乗船。
事前にホームページから参加書類を印刷、記入して持参するのがお勧め。
画像のように、当日提出しました。
船内はシンプル。室外デッキではベンチが並んでいます。
乗船する際に早く来た観光客がデッキで既に着席していたので、船内へ。
参加費は船内売店で現金にて支払い。
軍艦島ツアー攻略法
事前に個人のサイトなどを見たところ、進行方向の右側がベストポジション。
そんな話を同行者としていると一人参加の観光客から「よく調べましたね。右側ですよね」と。
出航時間には、ほぼ満席に。
ガイドさんの案内にて見所を右へ左へ。
座席位置の良い悪いは必ずあるもので、ツアー中に写真撮影の時間がありました。
最上階デッキの見晴らしの良い場所を時間制限で開放。
軍艦島の岸壁で釣りをしている人を見かけました。
釣りをする為の漁業権と許可済渡船にて島に渡ることは可能なようです。
ただ、島内に入ると法に触れるので岸壁限定とのことでした。
天候が良くても波の状況で上陸出来ない可能性があるそうで、事前予約する場合は気疲れしそうですね。
参加した日は天気も良く暑かったです。
麦わら帽子を上陸時に貸して貰えました。
日傘は島内で使えません。雨天の場合はレインコートでの見学だそうです。
島内での滞在時間が決まっているので、割とキビキビ行動しないといけません。
ガイドさんは観光客の行動を分っているようで、写真撮影に夢中の参加者は放置。
よく考えてみれば、働いていた場所であり住んでいた場所が時間と共に崩れていく単に「珍しい廃屋」を観に行く感覚とはちょっと違う。
見学している自分の足元のずっと地下で亡くなられた方が沢山いるわけですから。
合掌
画像右側に坑道入口(階段)が見えます。
この階段を片道で終わった方もいると思うと、単なる観光で終わらせるのは如何なものかとも。
参加している方々もガイドさんの解説で気分的に見方が変わったように思えました。
年を重ねる毎に建物は風化していきますから後々、見学してみたら違った風景になっているかもしれません。
風化していくものを保存していくのはお金が掛かるもので、年を重ね変わっていく風景や人は、何処でも言えることです。
全行程を終えて、再び長崎港へ戻ります。
座席は自由席なので行きと帰りで着席場所が変わる場合も。
帰りはデッキに着席しました。
冷たいおしぼりと上陸記念証明書、ちょっとした石炭のかけらのお土産を頂きました。
石炭のかけらは飛行機には持込み禁止。必要であれば送付。
同行した親戚には大変喜ばれました。
「よく思いついたこと」と言われましたが、日帰りバスツアーで面白そうなものが無いかなと偶然、見つけただけなので。
「そこに行かなければ無いもの」に惹かれる。それだけです。